「共感されるのに、なぜか売れない」…その原因、ペルソナかもしれません

たとえば、友人や知人に悩みを打ち明けたとき、
「大変さ、わかります」「私も同じ経験があって」と
寄り添ってもらったにもかかわらず、
どこか表面だけをなぞっているように感じてしまった経験はありませんか?
私自身もそうした“共感の言葉”をもらったことがあります。
その言葉に、相手のやさしさや気遣いが込められているのは、よくわかる。
そんな共感の言葉をかけてもらったのに、どうしてか心はザワザワしていた経験が
私にはあります。
感謝すべきはずの言葉に、違和感が残ったのです。
そのとき私の中で起きていたのは、共感の“ズレ”でした。
この現象は、実はビジネスでも日常的に起きていることです。
例えば、
「共感されているのに、なぜか申し込まれない」
という“発信の空回り”。
発信をすれば「わかる〜」「共感しました」と言われる。
いいねもコメントもつく。
反応のわりに成約にはつながらない。
このとき、発信者はこんなふうに思ってしまうんです。
「ちゃんとペルソナを設定したし、悩みも想定して書いてる。それなのに、なんで伝わらないんだろう?」
このモヤモヤの正体こそが、ペルソナ設定の“共感のズレ”です。
共感が届かない理由は、
“言葉のスキル”ではなく、想像しているペルソナがぼやけていることにあります。
たとえば、
「30代女性・会社員・仕事と育児を両立」
これだけの情報では、ペルソナの“感情”までは見えてきません。
誰に届けたいのか。
その人は、いつ、どこで、どんな顔で、どんなことを飲み込んできたのか。
“本当は言いたくても言えなかったこと”を想像することができると、
はじめて共感は届きます。
大切なのは、
ペルソナは、たった1人の“リアルな誰か”を思い浮かべて設定すること。それは、過去のあなた自身でもいい。実際に出会ったお客様でもいい。
リアルな1人が見えてくると、
その人が夜に抱えていた不安、
励ましが逆にプレッシャーになる瞬間、
うまくいかない自分を責めていた心の声が、
“言葉にしていなかった本音”として浮かび上がってきます。
その本音に触れるからこそ、共感は届く。
共感されて「お願いしたい」と言われる発信が生まれるのです。
まとめ
ペルソナ設定とは、“技術”ではなく“想像力”の仕事
ペルソナ設定というと、
属性や生活習慣、年齢や職業などを細かく設定することに意識が向きがちですが、
それ以上に大切なのは、その人の“感情を想像できるか”です。
もし今、
「共感されているのに、なぜか届かない」
「お客様の反応と自分の発信がかみ合っていない」
と感じているなら、
それはあなたの発信力の問題ではなく、
ペルソナの解像度の見直し時かもしれません。
「たった1人のリアルな顔」が思い浮かんだとき、
言葉は自然と、心に届くようになります。