なぜ“売れない”のか?そのヒントは、スタバの空気感にあった
「どうして家だと集中できないんだろう?」
パソコンの前に座っても、つい目に入る洗濯物。
お腹がすいたな、あ、子どもが帰ってくる時間だ…。
そんなふうにして、やりたいことに向き合う前に、時間が過ぎていく。
でも、そんな私にも「ここに来るとスイッチが入る」という場所があるんです。
それが、スターバックス。
注文を終えて席に着くと、自然と画面に向かって作業を始めている私がいます。
特別な空間ではないのに、なぜか「集中できる」と感じる。
実はこれ、単なる気分の問題じゃないんですよね。

スターバックスの秘密は「サードプレイス」
スターバックスが大切にしているコンセプトのひとつに、
「サードプレイス(Third Place)」という考え方があります。
それは、家(ファーストプレイス)、職場(セカンドプレイス)ではない、
“居心地の良い場所”という意味。
私にとっての居心地の良い場所とは、
自分らしく過ごせる場所。
カフェの中には、
静かに作業する人、本を読む人、気の合う友達と過ごす人…。
誰かに話しかけられるわけじゃないけれど、
“あの空間に身を置く”だけで、自然と前向きな自分に戻れる気がする。
そして不思議なことに、
「よし、やろう」なんて気合いを入れなくても、
静かなBGMと、店内に流れるちょうどよい「他人の気配」が、
自然と集中モードへと導いてくれる。
なんか、いいよね」には理由がある
実は、この“なぜか心地いい”“なぜか選びたくなる”という感覚。
これこそが、マーケティングでいう「インサイト」と深く関わっています。
スタバに行く理由を聞かれたら、
「コーヒーが美味しいから」「Wi-Fiがあるから」と言うかもしれない。
でも本当は、もっと深いところで感じているんですよね。
「家では集中できない」
「誰かに邪魔されずに作業したい」
「でも一人きりじゃ、なんとなく不安」
そんな自分でも言葉にできなかった感情を、
あの空間が自然と受け止めてくれている。
それが、「スタバだとがんばれる気がする」という“気持ち”の正体なんです。
✨ 次回予告
実はこの“なんとなく心地いい”を言語化することこそ、
「売れる」「選ばれる」商品やサービスづくりのカギになります。
次回は、スターバックスのように選ばれるブランドが持っている
3つのインサイトの視点について、具体例を交えてお届けします☕️
→【後編】「売れない理由は“インサイト”にある|心に届くサービスになるために」