24μgの力

~苦手のコミュニケーションと向き合って120%の成果を出せるようになった会社員があたなを共感される人にする1日1ヒント集~

プレゼン初心者向け!失敗しないスライド作成の基本ルール

プレゼンテーションのスライド作成に時間がかかってしまって今日も残業だ。
そんなお悩みはありませんか?

実際、こんな調査結果もあります。
提案資料作成クラウド「SmartSlide(スマートスライド)」を提供する株式会社ワッツユアリッチの2021年の調査では、営業職の方へのアンケートで時間がかかる仕事のトップとして資料作成と回答された方が多い。資料作成が占める割合が約30%と報告されています。
そして、働き方がリモートに移行したことでより資料作成にかかる時間は増加する傾向にあります。

プレゼンテーションでのスライドの位置付けや、失敗しないスライドの作成の基本ルール5つについて2回にわたってお伝えします。

① スライドは主役のあなたの背中を押す補助的ツール

スライド作成は時間がかかる作業が上に、スライドがプレゼンの主役だと誤解してしまうこともあります。
プレゼンの主役はあくまでも話すあなた自身です。
スライドは、あなたの言葉を補完し、聞き手にメッセージを効果的に伝えるための補助的ツール。
補助的ツールであることもスライド作成の際に多くの方が使用される「パワーポイント」の語源から伺えます。

パワーポイントは、プレゼンテーションの「力強い(パワフルな)」「ポイント(要点や主張)」を効果的に伝えるツールであることにちなんでいます。

あくまで補助的ツールであるスライドをいかに自分のプレゼンの武器として使える相棒にするか。そして、簡単に時間短縮して作成できたら最高ですよね。
スライド作成における大切な5つのルールについてお伝えします。


5つのルール
ルール1:スライドを作成する前に考えること
ルール2: 1スライド1メッセージ
ルール3: 視覚的にシンプルで見やすいデザインを心がける
ルール4: グラフや図表を「ここぞ」というときに使う
ルール5:視覚的なストーリーテリングを活用する

ルール1:スライドを作成する前に考えること

スライド作成は時間がかかる作業です。
いざ作成しようとした際に、いきなりPCの前に座りソフトを立ち上げて、
スライド作成をする。
もし、そんな順番でスライド作成をしていたら、時間がかかってしまっても仕方がないとことです。
まずは、最初に「何を伝えたいのか」をしっかりと考えることが大切です。
考える際に、以下のポイントを意識して情報を整理し、伝えたい内容を1つに絞りましょう。

考える際のポイントは、「What、Why、How」です。

What(何を伝えるのか):プレゼンで最も重要なメッセージやポイントを一つに絞ること。
Why(なぜ伝えるのか):そのメッセージを伝える理由や目的を明確にすること。
How(伝えた後聞き手がどうなっていて欲しいのか):聴衆にどのような行動を期待するのか、またはどのような結果を得たいのかを考えること。
これらのポイントを念頭に置きながら、情報を収集し、アイデアを整理することで、プレゼンの主軸が明確になり、スライド作成に無駄な時間をかけずに済みます。

ルール2:1スライド1メッセージ

スライドを作成する際の最も基本的なルールは、「1スライド1メッセージ」です。各スライドには1つのメッセージを絞り込むことで、聴衆の理解を深め、伝えたい内容が明確になります。複数のメッセージを1枚のスライドに詰め込むと、情報が過剰になり、聴衆が混乱してしまうリスクがあります。具体例として、「要点だけを強調したシンプルなスライド」と「情報過多なスライド」を比較してみてください。シンプルなスライドは、聴衆がすぐに理解できるため、メッセージの伝達が効果的になります。

まとめ

プレゼンテーションの成功には、スライドが重要な役割を果たします。
しかし、スライドの役割はあくまで補助的であり、プレゼンの主役はあなた自身です。
スライド作成にかかる時間や労力を効率よく活用するためには、まず「何を伝えたいのか」を明確にし、スライドごとに1つのメッセージに絞ることが鍵となります。

次の投稿では、スライド作成のさらなる秘訣を大公開!ルール3〜5でスライドの質を一段階アップさせましょう!