ついつい発表の場で強張った表情になってしまう。
そんなお悩みを抱えている方、練習すれば段々とできてきますよ。
今回は、「コミュニケーションと感情の伝達」という視点で、3ポイントお伝えします。
①アイコンタクトを取る
②表情を豊かにする
③頷きを活用する
①アイコンタクトを取る
聴衆と目を合わせることは、非常に重要なことですが、一方でハードルも高いことです。
全体に目をやり、1点だけではなく、見渡すこと。
アイコンタクトを通じて、自分の話を聞いてくれていることへの感謝の気持ちや、プレゼンに対する真剣さを伝えることができます。
アイコンタクトの使い方が際立っていたプレゼンの例として、バラク・オバマ元大統領の2008年の勝利演説を挙げます。
シカゴのグラントパークでのスピーチでは、オバマは広い聴衆に目を配りながら、重要なポイントで視線を固定し、まるで一人ひとりに直接語りかけているかのようなパフォーマンスを魅せました。
中でも、重要なポイントである「Yes We Can」のフレーズを繰り返す際には、前方をしっかり見据えて、メッセージの重みを伝えています。
このようなアイコンタクトの使い方は、聴衆との信頼関係を築くためのステップの1つです。
②表情を豊かにする
表情は、感情をダイレクトに伝える強力な手段です。
リラックスした笑顔は、聴衆に安心感を与えるだけでなく、話し手自身の緊張を和らげる効果もあります。
特に、話のポイントで軽く微笑むことで、聴衆の注意を引き、プレゼン全体の雰囲気をポジティブなものに変えることができます。
笑顔は毎日の練習することができます。
自分では笑っているつもりでも「怒ってるの?」と聞かれてしまう人がいたら、それは感情をうまく表に出せていないだけです。
うまく出せないということだけなのに、人よりもし損をしているとしたら勿体ないですよね。
まずは口角をあげて30秒キープすることから。洗顔の後など生活のどこかで毎日続けると何分でも口角をあげることができるようになり、自然の笑顔が作れるようになります。
そうしたら、次は場面場面に合わせて表情を変える練習をしてみます。
好きなドラマや映画を鑑賞しながら、役者さんの表情を真似てみると楽しみながら練習することができます。
表情豊かなプレゼンの例は2018年のゴールデングローブ賞でのオプラ・ウィンフリーさんのスピーチが多くの人々に深く届き、大きな反響を呼びました。
③頷きを活用する
頷くことは、聴衆に対して共感や同意を示すジェスチャーです。
話し手が頷くことで、聴衆もそのリズムに合わせて頷きやすくなり、プレゼンに一体感が生まれます。
頷きのタイミングは、句読点。
頷く深さや顔の角度などによってもバリエーションを持たせることができます。
これにより、聴衆との距離が縮まり、よりインタラクティブで魅力的なプレゼンが可能になります。
まとめ
アイコンタクトや表情、頷きといった要素は、聴衆とのつながりを築くことができます。
なぜならば、これらのジェスチャーは感情を伝えるためのものだからです。
その結果、プレゼンターと聴衆との間に双方向のコミュニケーションの流れを作ることができ、相手に伝わるプレゼンをすることを可能にします。