24μgの力

~苦手のコミュニケーションと向き合って120%の成果を出せるようになった会社員があたなを共感される人にする1日1ヒント集~

プレゼンの場で自分を堂々と見せるための5つのボディランゲージ①

プレゼンテーションの場で、あなたの言葉からの情報がどれほど聞き手の脳や心に影響を与えていると思いますか?
実は、私たちが発する「言葉の情報」よりも、もっと大きな影響を与えているものがあるとしたら。
それは、

非言語コミュニケーションです!

説得力があって堂々と自分を見せるためのボディーランゲージの方法についてお伝えします。
本題に入る前に、まずは、言語(言葉)と非言語がコミュニケーションに与える影響を示した「メラビアンの法則」について説明します。


メラビアンの法則心理学者アルバート・メラビアンが提唱した法則です。
私たちが他者に与える印象は、各々について以下のパーセンテージと言われています。
・言葉:7%
・聴覚情報(声のトーンや話し方):38%
・視覚情報(ボディランゲージ):55%

この法則は、特に感情や態度を伝える際に効果を発揮し、プレゼンテーションの場でも同様です。
つまり、どんなに良い内容のスピーチでも、ボディランゲージが不十分であれば、そのメッセージは弱まってしまいます。

1.日本人のコミュニケーションの型が餅つき大会

日本人はボディランゲージを使った表現が苦手な人が多い傾向にあります。
それは、日本の文化に「以心伝心」という言葉があるように、言葉を使わずに相手の意図を汲み取ることが重視されているからです。
日本人のコミュニケーションは、まるで餅つき大会のようです。
餅つきは二人一組で行い、一人がきねを使ってもちをつき、もう一人がもちを返す役割を担います。
返す人は、つき手の動きに合わせてもちをひっくり返しながら、二人で一つのものを作り上げます。

コミュニケーションに置き換えるなら、相手の顔色を見ながら絶妙なタイミングで合いの手を入れ、共に一つのものを作り上げるようなやり取りです。
このように、日本の文化は相手の反応を敏感に察知し、言葉以外の微妙なコミュニケーションに重きを置くため、
ボディランゲージを積極的に使う機会が少なく、苦手意識を持つ人が多いのです。

どのようにすれば日本人でも自然にボディランゲージを使いこなせるようになるのでしょうか?
ここでは、プレゼンの場で効果的に使える5つの簡単なボディランゲージのテクニックを説明します。

2.5つの簡単なボディランゲージのテクニック

5つのテクニックは、


①腕の位置を意識する
②立つ姿勢を整える
③アイコンタクトを取る
④表情を豊かにする
⑤頷きを活用する

①、②について今回はお伝えします。

①腕の位置を意識する

腕の位置や使い方は、プレゼン中の印象を大きく左右します。
腕の位置と動きの使い方が特徴的なプレゼンの1例として、滝川クリステルさんが2020年の東京五輪招致の最終プレゼンテーションが挙げられます。
お・も・て・な・し」という言葉を発するとき、彼女は片方の腕を前に伸ばしながら手のひらを広げて強調しました。
聴衆に向けてオープンで誠実な印象を与え、「おもてなし」の心を体現する動作で、聴衆の関心をひきつけたことは間違いありません。

一般的に、腕を組んでいると防御的で閉鎖的な印象を与えます。
一方で、腕を自然に広げて手のひらを見せることで、オープンで誠実な印象を作り出すことができます。
また、手を胸元に持っていくジェスチャーは、真剣さを伝えるためにも効果的です。

②立つ姿勢を整える

姿勢は、プレゼンテーションにおける自信の表れです。
スティーブ・ジョブズ氏がプレゼンではプレゼンテーション中に立つ位置を変えて話すことをしていました。
「話の間」は話題が変わるタイミングに舞台での自分の立ち位置を変える。
そして、ピタリと止まり、足を肩幅に開いてしっかりと立ち、背筋を伸ばした姿勢では話す。
ただ歩きながら話すのではなく、ピタリと止まって綺麗な立ち姿で話すことで聴衆は前のめりで彼の話に耳を傾けました。
一般的に、猫背になったり、身体が傾いたりすると、不安や緊張感を聴衆に伝えてしまうので注意が必要です。

まとめ

視覚的情報として大きな意味を持つボディーランゲージは、プレゼンターの自信、権威、そして開放的な態度を示すための基盤となります。
聴衆に「どのように見られているか」に関する非言語的なメッセージを発信するもので、全体的な第一印象や態度を強調します。